もうもうもうもうと煙っていきませんか

歌の最後の部分にこのタイトルのフレーズがあるのが、

吉田拓郎さんがライブで歌った”ハイライト”。



もうもうとしたタバコの煙が別に気にならなかった時代

を経験したけども、それから10年、20年経てば世の中

は変わるもので、

今の若者が知らなそうな事をいくつか。



  


 会社の各自の机には灰皿を置いてタバコを吸ってました。

 多くのオフィス、会議室の壁はヤニで黄色く着色してました。

 ランチタイムは禁煙とか、終日禁煙なんてまずなかった。

 野球、サッカーなどの観客席では自由に吸ってました。

 駅のフォームの柱には灰皿が付いていて喫煙してました。



  休憩



 駅のフォームに落ちているゴミは、ほぼ、タバコの吸い殻。

 4人BOX席の電車車両は窓側に灰皿が付いてました。

 喫煙が当たり前の新幹線の車両内は雲の中のようでした。

 歩行喫煙&タバコのポイ捨ては当たり前でした。

 後方の人達がタバコを吸っているテレビ番組もありました。



  休憩



 今では信じられないほどタバコのCMが流れてました。

 「えっ、タバコ吸わないの?」と言われる時代でした。

 「すっません、火を貸してもらえますか」とよく言われました。

 100円ライター登場前は、入った喫茶店でマッチをゲット
 するのは当たり前でした。



  休憩



 こども雑誌でもマッチ棒を使ったパズルやクイズ、マッチ棒を
 積み上げるゲームがたくさん掲載されていました。

 商品の大きさをわかりやすくするため、ほとんどタバコ(の箱)
 が隣り置かれました。

 タバコを吸ってると癌になるんだってよ、いや最初に吸った
 年齢によるらしいよ、みたいな会話を数多くしました。

 このような状況だったので吸わない人の受動喫煙は当たり
 前でした。



  休憩



拓郎、陽水、泉谷のフォーライフ設立会見でも皆さん
タバコを吸っていた記憶があります。そんな時代でした。




下の番組カットは、かなり古いものです。

若い方は知らないと思うけども、有名な俳優&歌手の
故、石原裕次郎さん(現、石原都知事の弟)です。

本人、あるいは曲のイメージでタバコを吸いながら歌っ
てます。

画像



 









高度成長期の社会と、現代よりは希薄な健康意識に支えられた

といってもいいタバコ。今は、マイナス成長と、健康意識の高まり

から隅っこに追いやられている。

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