かまいたちの経験

小学校4年生ごろに経験したかまいたちについて。

当時大人たちがかまいたちと言っていた私の体験をを紹介します。



場所は大きな市民グラウンド。何らかの自衛隊中心の催しだった

と記憶しています。グラウンドの周囲にはテントも張られ、たくさん

の人がいる大きなイベントでした。



行進の理由は覚えていませんが、自分を含めてたくさんの子供た

ちが広いグラウンドを行進中に、自分の右ひざのやや上がポッカリ

丸く皮膚ごと肉がそがれました。


痛くもなく、血も出ず、ただ丸いおせんべい位の白いクレーターの

ようになっているのをただ見ていた気がします。



なぜ気づいたかはまったく覚えていません。周囲の子供たちが

騒いだからと思いますが、気が付くと自衛隊員に抱かれ近くの

テント下へ入りました。その時、多くの人たちが覗きこみました。

母親もいました。その光景は今でも憶えています。



間もなく近くの町病院へ搬送され治療台に乗せられました。


このときでも、大きなお皿上にえぐれた中は、少し血がにじんでき

た程度で出血というほど血は出ていませんでした。大人たちは、

「きっと真空状態だからな」とか言っていました。これには子供でも

ほんとかいな、と思いました。


傷口は十数針縫って包帯を巻かれました。


当時から変わらないV字のように縫合された傷
画像














子どもだったとはいえ、ひざのお皿より大きな丸い穴だったと

記憶している。ひっぱって縫合するにも苦労したと思われる

ほど、40年以上経過した今でもなまなましいV字部分の皮膚

です。

当時から誰もが、かまかいたちと言っていたのでこれまでずっ

とそう思っています。

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