気になるタイヤハウスのカットライン

アウディa3のタイヤハウスのカットライン。
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タイヤは完璧な円を描いているので、その円周に沿ったタイヤハウ

スのカットラインがデザイン的にも違和感がなく、今では世界的な

スタンダードとなっています。特に前輪。



過去は違いました。欧米で量産されたクルマの半数近くは、タイヤ

の弧とは関係ないデザインがありました。

キャデラック
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ビュイック
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メルセデスベンツ
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多彩なデザインが試行されていた時代でもあり、また、近年より

ペッタンコのボディ(地上高が低い)が多かったため、デザイン的に

大きな弧を描きにくかったようです。



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ところで、

初代の日産エルグランドは前後輪とも変形型デザインだったものの、

直線的なラインで構成されたボディにはそこそこあっていました。2代

目からは、比較的ナチュラルな弧に変更しています。

初代日産エルグランド
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おもしろいのは、初代トヨタのアルファードのタイヤハウスが、きれ

いな弧を描いていたのに、現行モデル(とヴェルファイア)では変形

型にしました。タイヤの弧とは調和せず、欧州のデザイナーなら描

くことはなさそうなラインにした理由が気になっています。

現行トヨタアルファード
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郵便配達の軽自動車。このライン取りと共通項があるのだろうか。
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