ユーミンは廃れる横文字を歌詞に使わない

特に単語や熟語。他のアーティストには、例えば

(テレフォン)カード、ポケベルなどの

横文字を歌詞に用いた楽曲がある。



人間の感覚は面白いもので半世紀も経てばノス

タルジーと感じるものもあるが、年数が浅いと聴

く方が恥ずかしい気持ちになるものが多い。



誰も廃れるとは思わず、でも結果的に廃れてし

まう語句や表現を、ユーミンの感性は見抜いて

しまうようで、



作品のタイトルをはじめ、楽曲中に用いた横文字

やその表現状況は、

今聞いてもきらめきを放つし、


その語句がガッチリとその作品の重要な構成

要素として

今でも機能しているから感心してしまう。



「言葉の耐久性」という表現を聞くが、

ユーミンブランドというべきすべの作品には

それらが個々に結びついたある種の「強度」を感じる。







よく聞いていた現在保有しているユーミンのLP。

30年以上経っても違和感のある曲やタイトルは

ない。
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