つんぼさじきが解禁か
先日、ラジオで、
当時、つんぼさじき、というフレーズのために自主規制が強まり、
長らく放送禁止、発売禁止になっていた曲が解禁になりそう、との情報。
業界の変化のような話として紹介された。
もともと、芝居小屋の舞台から見て、
よく聞こえない遠くの桟敷(さじき)席という
日本の大衆文化の中の言葉。
平成さんに紹介しておきますと、これ、足掛け半世紀も前の出来事です。
1974年レコーディングの曲を一部紹介。
♪テレビはいったい誰のためのもの
見ている者はいつもつんぼさじき
気持ちの悪い政治家どもが 勝手なことばかり言い合って
時には無関心な僕でさえが 腹を立てたり怒ったり
そんな時 僕はバーボンを抱いている
昨今、ネット社会になってからのテレビのイメージが
一方通行で勝手なことを流している、と話題になりますが、
半世紀前に書いた詩が
すでにピッタリではありませんか。
自主規制前、発売当時のアルバム広告より(掲載:guts)。
このアルバムの1曲目「ペニーレインでバーボン」がそれ。
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