初めて特別養護老人ホーム(特養)を申し込む方へ ご参考
特養の応募、入所について
当人の家族として個人的感想となりますがご参考にどうぞ。
安い、終身住まい、ということで早くから申し込みましたが
介護度4の父親は入所出来ないまま亡くなり、
介護度3の母親はやっと入所できました。
◆基本、男は不利
もともと高齢者は女性が多いということを理解しましょう。
なので
「特養」に限らず「老健」なども含めて
ユニット(1人1部屋)を除く4人部屋などでは、
1人分のベッドが空いたとしても
その部屋自体が女性部屋であれば男子に順番は来ません。
男性の多人数部屋自体が少ないのです。
◆要介護度3の母親が入れた理由
施設は、介護が大変な人ばかり入所させたら手が回りません。
なので要介護度5~3を施設内的にはバランスよく入所させます。
要介護度3(5,4より軽い)だから入所できない、
という考えは捨てましょう。
まずは申し込むこと。
介護度3であれば、
コミュ力あり、極端な痴呆はない、穏やかな性格、
あたりを書くことができる状態なら、
要は‥、施設として扱いやすいので有利な可能性があります。
※もともと介護度が4,5については、
施設側も手間がかかることは折込済み
◆月々の価格差
例えば、特養でない場合は、
安くても12万~25万/月ぐらいかかります。
特養なら月額で、7万円台~12万円台ぐらいが多いです(ユニット:個室)。
★ご本人の年金収入、貯蓄額等が多いほど高くなります
定期診断(内科、歯科)、処方薬、理髪、乳液、行事費等で
3千円から1万円/月 のプラス費用はかかります。
申し込み先は市だけど、
運営自体は民間の施設事業者がやっているので
月額はバラバラです。
◆入所できたひとつのポイント1
めったにありませんが、
市内で5か所の新規施設開設情報がきっかけ。
5か所新規開設なら、ざっくり500人は入所できるので
論理的待機者が500人減り、待ち行列が前へすすみます。
新規開設予定は市民・県民だより等の新聞で掲載されます。
開所半年前ぐらいに掲載。
◆入所できたひとつのポイント2
一旦特養を申し込んだら、ひたすら待つのも良いですが、
前途に書いたように、当人の健康状態、家族の介護負担、
当人の性格等、見直して修正提出することも有効。
記載事項に、はじかれてしまう表現などが
もしたしたらあるかもしれないためです。
例えば「暴言吐きまくって家族の介護が大変」と書いた場合、
大変な介護を家族から解放するのも施設の役割であるものの
介護度3はある程度元気なので、そこに「暴言」となると
入所候補を募る施設側としては敬遠する可能性があります・・。
嘘は書けませんので表現をもう少しソフトに、とか工夫しましょう。
※最終選考は市ではなく施設内で会議を開いて決めます
◆入所できたひとつのポイント3
これは感覚です。
入所したい施設(最大5か所)を市の申込書に書きますが
申し込んだあと施設に申し込み情報が正式に伝わるので
すでに開業中の施設の場合は
家族として見学するといいと思います。
家族が当人に代わる印象付けになるからです。
あくまで民間事業者なので
月々の支払に直結するはその家庭・家族なのです。
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